2020-04-01
〇カレルの危機感 アレキシス・カレル(1873~1944)はノーベル生理学・医学賞を受賞した科学者である。訳者の渡部昇一によれば、「人間この未知なるもの」はカレルの西洋文明という、自然科学の発見を含む人類空前の大文明を...
2020-02-01
老子は、この世界に争いが絶えないのは、タオ(道)が失われているからだと説く。 タオ「道」とは生命の法則のことである。生命法則はいつも私たちへ働きかけている。 私たちを生かしているは生命の法則である。けっして、人間が作り出...
2019-12-31
「愛すること」「あまり欲張らないこと」そして「人の先に立とうとしないで、自分のペースで生きること」老子はこれを三つの宝だと説いている。 ともに根は生命進化の段階の本能に近いところにある。 「愛する」心は自然なものだ。愛...
2019-12-17
「清々しい静けさ、それだけがこの世のくるいを直すんだ」すでに2500年前に老子は言っている。それは自然でいえば朝日が昇る前のあの全き静けさだ。 いまの私たちの暮らしは騒々しい。人間同士のやり取り、TV、車、スマホ等々。...
2019-12-04
こんな話がある。以下、 「老子は周王朝末期の図書官吏であった李氏が青牛に乗って西に旅し、函谷関(かんこくかん)までやってきたとき、関所の官吏、尹喜と出会い、彼の求めによって「老子」を記したとされています。そしてさらに、そ...
2019-11-20
老子は2500年前の教えとは思えないほどに今である。 生命の本質、生命とは何かを易しい表現によって私たちに見せてくれる。 また、人間がどのように在るべきなのか、その生き方についても諭している。 さらに、人類の未来を危ぶみ...
2019-11-09
現実主義の傾向が強い中国人は、実際的な知識から離れないため、哲学、形而上学の形で表現するものは老子まで存在しなかった。論理的であることを求める西洋哲学の立場としては、それを認めることはあるまいが、老子は東洋における一つの...
2019-11-01
知識による欲望の肥大は、どのような結果を招くのか。相対差別の知識は、必然的に一つのものを二つに分け、対立と差別を生みだすが、それが人と人の争いを起こす本になる。知識は一つのものを二つに分けるが自らを善とし、他者を悪とする...
行動を起こすことは、それ自体がすでに覚りの一つかもしれません。