人生において、どうしても解決しておかなければならないことは「生死の問題」「善悪の問題」「存在(生命)の問題」です。
まずは、私が私であると思われる記憶、遺伝、観念、思想、価値観、信念はどのように形成されているのかについて向き合う必要があります。
向き合うこととは、考えることではなく、学ぶことでもなく、行動することでもありません。
むしろ、考えないことであり、知識を持たないことであり、目的を持った行動を慎むことです。
それは通常の意識を止めることであり、自身の枠組みを超えることであり、無意識や深い意識につながることです。
そして、ただ気づくことであり、気づいていくことです。
分別を避け、判断(分断)を避け、分析を避ける。
反応に意識を向け、湧き上がる感情(情動)に意識を向け、無意識の行動に意識を向けます。
ありのままを見る、聞く、感じるように努めます。
「灯り会」では、このような方法を訓練することとなります。
これは「覚り」への重要な修行の入口です。
行動を起こすことは、それ自体がすでに覚りの一つかもしれません。