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伝灯記

一言で瞑想と言ってみても4

実践ー覚りの道瞑想

2025-03-25  約615文字

瞑想について前回までは主に西洋的な思考と東洋的な思考とくに禅的な思考について触れてきた。言うまでもなく禅の瞑想は仏教の修行の流れのなかにある。日本に残る禅宗においても臨済宗の禅と曹洞宗では禅という型は一緒であっても、その取組み、思考方向はまるで異なる。

西洋的な思考の流れなかにも、東洋の仏教的な思考の流れのなかにもなく、ある意味では純粋に瞑想を唱える人もいるJ・クリシュナムルティである。彼はインドにルーツを持つ人である。曹洞宗の禅のなかでもさらに純度の高い純粋人々とほぼ一緒かもしれないが、純粋な瞑想の在り方である。まるでお釈迦様から直接に影響を受けているようにも感じられる。

クリシュナムルティの瞑想の真髄に触れる言葉をいくつか紹介しよう。「瞑想のなかにある心は静かです」「瞑想的の心にある心こそ宗教的な心です」「瞑想は世界から逃避することではありません」「瞑想はけっして祈りではありません」「瞑想とはたんに身体と思考をコントロールすることではありません。息をすったり、はいたりする方法ではありません」

これらの言葉から西洋的な思考のように何かを実利を得るという思考はまったく感じられない。また、日本の多くの人々の最大の誤解の一つである瞑想は悟りを得る型、手段という点も微塵もない。クリシュナムルティの言う瞑想とは人間が生きるための理想の型であって座ることを指すのではない。すべての生きる瞬間が瞑想なのだ。



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